翌朝もさわやかに晴れた庭で朝ご飯。
帰国後、この気持ちよさがくせになって何度か自宅の庭のテーブルで朝ご飯を食べてみたけれど、やはり視界に入ってくるよ。。お寺とお墓。
この日は『Cathedrale d'images(カテドラル イマージュ)』という、石切り場の巨大な空間を利用した美術館へ。
毎年、テーマを変えていて2009年はピカソでした。
このピカソ、春日に見えるのは私だけ?
ここ、本当にオススメです!!
大谷石資料館へ行った事のある方は、この空間がどんなスケールかは想像していただけるかと・・・・。あの、地下要塞のような空間の壁一面、床一面に、音楽とともにピカソの絵が投影され、そしてそれが動くんです!
ず〜っと、この空間に身を委ねていたい気分でしたが、石切り場の中は自然のエアコンで鳥肌がたつほど寒い!!ガクガクしながら後ろ髪を引かれるおもいで後にしました。
カテドラルイマージュを出て、少し走ると『オイル売ってます!』の文字。
南仏も言わずと知れたオリーブの産地。吸い寄せられるように一件の農家へ入ると・・・
『いらっしゃ〜い』とばかりに表れたのは・・・
あら!かわいい!もしゃもしゃ君(ちゃん?)
わしゃわしゃと撫でて、すっかり犬臭くなったところでオリーブオイルの試飲をしてみる。
『ウチは原種のオリーブを使って昔ながらの製法で作っているのよ。』と説明してくれたのがけれど、う〜ん・・・私にはちょっと苦みが強すぎる。
やっぱり、いつもフランスに来ると買っている大好きなオイルを後で買おうと、農家の方には丁寧に試飲のありがとうを言って、オリーブパテのみの購入となりました。
それから家に帰るような気分で、スイスイと宿へ帰る。
『ただいま〜!』と、広〜いソファにばさっと横になり、cocaを飲みながらたどたどしいフランス語で今日一日の感想をアンヌに報告。
夜10時頃に日が沈むこの時期は、夕食も猫ちゃんたちが遊ぶ夕暮れの庭で。
その夜、一緒に宿泊していたブラジル人の夫婦2組が真っ暗になっても戻ってこないとアンヌが心配して外を見ていたら・・・・
陽気に歌いながら4人が無事到着!しかも酒くさい〜〜
どうやら一日中、ワインのドメーヌめぐりをしていたようで、朝から晩まで試飲しまくっていたらしい。(完全に飲酒運転・・・・)
それから、真っ暗な庭でハイテンションなおじさん&おばさん達の今日一日のおもしろ写真を、眠い目をこすりながら暫く鑑賞させられることになったのでした。